中国語
🌸【文法】的・地・得 は、難しい!
“的”“地”“得”の使い方は、とても混乱します。
今でも頭の中で、文法を描いて「これは“得”かな」「これは“地”だ」なんて思いながら中国語を書いています。
★助詞「的」のポイント (1) 名詞を修飾する(いわゆる、連体修飾語) (2) 形容詞と結びつく (3) 連用修飾語と名詞の形 |
~名詞を修飾する形、形容詞と結びつく形~
1. 这是我的手机。那个就是你的手机。
(これは私の携帯です。あれがあなたの携帯です。)
2. 她经常穿黑色的衣服。
(彼女はよく黒色の服を着る。)
3. 我看过一个中国的电影,叫“漂亮的妈妈”。
(私は「綺麗なお母さん」という中国の映画を見たことがあります。)
4. 我不喜欢做菜,特别是很复杂的料理。
(私は料理、とくに複雑な料理があまり好きではありません)
~コーヒータイム~
以前、日本語を話す中国人が何人も「暑いの夏」など「形容詞+の+名詞」を使っていたので、なんで?と疑問がありましたが、やっと分かりました。 この用法の影響ですね。
中国語だと「蓝色的衣服」⇒「青いの服」、「很大的画」⇒「大きいの絵」、 こういうふうに訳してしまうのだと分かりました。
ということは、私たち日本人も同じです。日本語の用法をそのまま中国語に翻訳すると、不自然な中国語になるということです。 |
~連用修飾語と名詞の形~
※この場合の「的」は日本語では訳さないですね
1. 你去的地方真好看。
(あなたが行ったところはとても綺麗ですね。)
2. 我结婚的日子给我很幸福的回忆。
(結婚していた日々は幸せな思い出です)
3. 我昨天吃饭的餐厅很有名。
(昨日ご飯を食べたレストランはとても有名です)
4. 我被烫伤的地方,已经看不见了。
(火傷したところはすでに見えなくなりました)
★助詞「地」のポイント
・主に動詞を修飾し、動作の状態や心理などを表すこと |
例:
(形容詞+地+動詞)
1. 我很努力地不在意, 但是已经受不了了。
(私は頑張って気にしないようにしたけど、耐えられなくなった。)
2. 我很紧张地跟上司商量,但是没有效果。
(私は緊張して(=しながら)上司に相談したが、効果はなかった。)
3. 我的侄女整整齐齐地把鞋子摆好。
(私の姪は、靴を綺麗に並べる。)
4. 我不喜欢听她的话。她每次都絮絮叨叨地说话呢。
(私は彼女の話を聞くのが好きではない。いつもだらだらと話す。)
★助詞「得」の用法
“得”の使い方。これが日本人にとって3つの中で一番難しいのが「得」の用法と言われています。 文法書とかでは「程度補語」「状態補語」「様態補語」の意味を説明していますが、 習得するのは難しいと思うので、一つ簡単に「動作の結果、どうなった」ということだけ表現できればいいのではと思います。
・動詞の後に用い、結果を表す |
例文:
1. 她画得很好。或者她画风景的画,画得很好。
(彼女は絵を描くのが上手い。(又は)彼女は風景の絵を描くのがとても上手い。)
2.我把这件问题考虑得很心细,后来我发现了一个原因。
(この問題を細かく考えた後、一つの原因を見つけた。)
※直訳は、考虑得=考えるのが~だ です。
3. 她做面包做得很棒,很专业,所以她做的面包都是跟面包店卖的一样。
(彼女はパンを作るのが上手い。専門的なので、パン屋で売っているパンと同じだ)