英語
【単語】「kind of~」と「kinds of~」の違いは?
今日は、「kind【kάɪnd】」の異なる意味について、ご紹介します。
名詞、形容詞句、副詞句の3つの使い方があります
まずは「名詞」からです。
【kind可算名詞】:種類、タイプなど
a kind of~の形で使われ、一種のなどのように「種類、タイプ」を表します。 冠詞を“this”に変えて、“this kind of~”とすると「このタイプ」「この種類」と使えます。 |
※「kind of ~」と「kinds of ~」は、単数形か複数形かの違いです。 |
例文:
1.What kind of movie do you like?
(どのジャンルの映画が好きですか?)
【解説】1つの映画のジャンルについて、聞いています。
例えば「ホラー」なのか「SF」なのか「ラブコメ」なのか。この質問に対する回答は、「1つだけ答える」ことになります。
2.What kinds of movies do you like?
(どのジャンルの映画が好きですか?)
【解説】複数の映画のジャンルを聞いています。例えば「ホラーとサスペンスが好きです」とか、
「ラブストーリーとコメディー、そしてSFが好きです」のように複数回答することになります。
3. I like the American drama, named “Grey’s anatomy”. I really like this kind of medical drama. I haven’t finished watching it, so I watch it little by little every day.
(私はアメリカのドラマ、「グレーズ・アナトミー」が好きです。このような医療系のドラマが本当に好きです。
まだ見終わっていませんので、毎日少しずつ見ています。)
次に、形容詞句として、名詞を修飾する表現です。
【kind of(形容詞句)+名詞】:ちょっとした~、・・・のような(の感じの)~
表現を曖昧にぼかして言う表現です。 ※sort of にも言い換えられます。 |
例文:
1. He is kind of my family = he is sort of my family.
(彼は、私の家族みたいなものです。)
2. She is kind of my enemy = she is sort of my enemy.
(彼女は、私の敵のようなものです。)
最後に副詞句です。
【kind of(副詞句)+動詞 or 形容詞】:ちょっとした~、・・・のような~、どちらかといえば・・・等等
これも同様に、表現を曖昧にぼかして言う表現です。
He is handsome. (彼はカッコイイ) ↓ He is kind of handsome. (彼はどちらかと言えばカッコいい=彼はカッコイイ部類に入る。) |
例文:
1. I think, this drama is kind of fun!
(このドラマは面白い方だと思うよ。)
2. I like his face. He is kind of good looking (or handsome)
(私は彼の顔が好きです。どちらかというとハンサムよね。)
3. I don’t know whether I’m kind of beautiful or not, but when I was young, I used to be beautiful.
(私って美人の方に入るかどうか分からないけど、若いころは美人だったのよ。)
4. She is said to be a kind person. But for me, she is kind of sneaky.
(彼女は優しい人って言われているけど、私にとってはどちらかというとずる賢い。)
※「a kind person」のkindは形容詞で、「優しい」という意味です。