英語
単語:【be worried about】【Worry】の使い方:類語「fret」の説明付き
「worry」「worry about」と「be worried about」の違いは多々ネットでも見られます。
「worry」の類語で「fret」は同じ意味で使えるため、両方まとめて説明いたしますね。
いずれも、【形容詞】【自動詞】【他動詞】があります。
ポイントは、その品詞と、「誰が、誰を(何を)心配するのか」と言う部分です。
基本の形は、
(1)fretted, worriedは形容詞。
(2)fret, worryは動詞-自動詞、他動詞の両方
【形容詞】S+be+fretted/worried+about~:を心配している。~が心配だ。
・be fretted about something / someone. ・be worried about something / someone.
例文: ・I’m fretted about my future=I’m worried about my future. (私は将来を心配している)
・Your parents are strongly fretted about you=Your parents are strongly worried about you. (あなたのご両親があなたをとても心配していますよ) |
【自動詞】S+fret/worry+about~:~:を心配している。~が心配だ。
※自動詞なので、S+V+Oにはならず、S+V+about + Oの形です。 ・fret about something / someone. ・worry about something / someone.
例文: ・I fret about my future=I worry about my future. (私は将来を心配している)
・Parents normally fret about their children=Parents normally worry about their children. (両親は通常、子供を心配するものだ) |
このように、形容詞のbe fretted about/ be worried aboutと、自動詞のfret about/worry aboutは、品詞が違うので文の構造は違いますが、「誰が、誰を(何を)心配する」が同じです。
少しややこしいのは、次の「他動詞」の用法です。
【他動詞】S+fret/worry+someone :~を心配させる、~に心配かける
※「心配」するのは、主語ではなく、目的語にあたる人です。 つまり、「~を心配させる」「~に心配かける」という意味になります。 ・fret someone ・worry someone
例文: ・I always worry (or fret ) my parents because I get low grades in school. (学校のテストの点がいつも悪いので、いつも両親に心配をかけます) 【ポイント】心配するのは「両親」で、「私」ではありません
・He worries you=He frets you. (彼はあなたを心配させるのね) 【ポイント】心配するのは「あなた」で、「彼」ではありません
ややこしいですね。 下記のように考えると、理解しやすいでしょうか。
I always worry (or fret ) you.(あなたに心配かける) =I always make you worried about (= fretted about) me. |
まとめますと、
【形容詞】I’m worried about you = I’m fretted about you. あなたを心配しています。
【自動詞】I worry about you = I fret about you. あなたが心配です。
上記の「形容詞」と「自動詞」は、同じ意味で、「私」が「あなた」を心配しています。
品詞が違うだけです。 |
【他動詞】I worry you = I fret you . あなたに心配をかけます。
上記の「他動詞」では、目的語にあたる人に心配させるという意味なので、
心配するのは「あなた」です。 |
◆「I worry you」について:
“誰”が“誰”を心配しているかを考えると、結果的には“あなた”が“私”を心配するということですが、 直訳は、私があなたに心配させる(心配かける、心配させてしまう)、このような意味になります。
情況としては、“心配かけてごめんね。あなたに心配させるつもりはなかったの。だから、もう二度と勝手に行かないわ。”というような状況です。 I’m sorry for worrying (=fretting) you. I didn’t mean for you to be worried about (=be fretted about) me, so I’ll never go out without telling you anymore. |