ネイティブが使う英語・中国語表現を伝授！

・品詞は副詞で、程度を表します。

・形容詞、動詞の前に置きます。

※動詞は“喜欢”など心情・評価などの意味を表すものに限られます。

例：有点儿喜欢（少し好き）

※動詞は、助動詞＋動詞の形でも使えます。詳しくは下記をゆっくりご覧くださいね。

助動詞「想」は願望の意味で、「～したい」と言う意味ですね。

この「有点儿」は、この助動詞「想」を修飾します。

つまり、「行きたい」という願望が「少しある」「少しだけ」という意味なんです。

とても行きたいわけではなく（「很」、「非常」ではない）、

「行きたい」という願望が「少し」なんです。

例えば、「新しい遊園地が出来た。遠いし不便なところにあるみたい。

話題になっているので、ちょっと行ってみたいな」というシチュエーションが

　“有点儿＋想＋去”です。

この「有点儿」も、この助動詞「想」を修飾します。

「少し（量を）食べたい」のではなく、「食べたい」という願望が「少しある」

「少しだけ」という意味です。

例えば、「お腹がすいているわけじゃないけど、美味しそうに見えるので、ちょっと

食べたいみたい気がする（食べたいという願望が少しある）」というシチュエーションが

“有点儿＋想＋吃”です。

・品詞は数詞で、「たくさん、一つの、いくつかの」などと同様に数量詞を表し、

「数量が少ない」ことを表します。

・通常「一点儿＋名詞」と後ろに名詞がきます。

（私はご飯を少し食べる。）

※ポイントは「米饭（ご飯）」の量です

我吃一点儿米饭。（私はご飯を少し食べます。）

ここが少し日本人にとって誤解されやすい部分に思われますが、

会話の中で、内容が「ご飯について」であることが分かっている場合、通常この「ご飯」を省略して、簡単に「我吃一点儿」と言います。

ご注意いただきたい部分が、「何を少し食べるのか」です。

「我吃一点儿」だけ聞くと、おかずもスープもご飯もすべて「少しだけ食べる」と思われがちですが、この場合は会話の中で「ご飯」の話題をしているので、「ご飯だけ少し食べる」ということです。

つまり、「我吃一点儿（米饭）。」このようにご飯が（米饭）と省略されていることを指します。

また、会話においては通常「一点儿」を「点儿」に略します。

例：我想去买点儿东西（ちょっと買い物に行きたいです）

◆目的語が省略されるポイント◆

会話の中で話している内容がわかっている場合、「我吃一点儿（米饭）。」などのように目的語を省略されることがあり、「我吃一点儿。」と言います。

◆「点儿」への言い換え◆

話し言葉においては、この「一点儿」がよく「点儿」に省略されます。

例文：

A: 你想喝咖啡吗？（コーヒー飲みたい？）

B: 我喝点儿吧。　（ちょっとだけ飲もうかな）

※本来「我喝一点儿咖啡吧。」と目的語の「珈琲」が来ますが、話し言葉では省略可能です。

この表現は、必ず「比較」か「変化」を表します。

つまり、以前と比べたり、通常と比べたり、他の人と比べて、小さいこと、少ないことを表します。

「差」や「変化」といったものは抽象的な名詞なので、必ず「一点儿」を使って表現します。

例文：

今天冷一点儿。（今日は少し寒い。）

※昨日または通常と比べて、今日は（いつもより）少し寒いと比較しています

他最近胖了一点儿。（彼は最近少し太った。）

※以前と比べて（以前より）少し太ったと言っているのですが、以前と比べての話なので、見た目は細いままの場合もあります。ここが「有点儿」と違う点です。