中国語
🌸ややこしい副詞「只」「只有」
日常会話で「見てるだけだよ」とか「彼は口で言うだけで、行動しない」とか、
動作を制限し、「~しているだけ」と言う表現を使うことが多々ありますね。
今日は副詞「只」そして間違いやすい「只有」についてご紹介します。少々ややこしいです。
結論を先に言えば、
◆「只」は、動詞の前に使います。用法は「只+動詞」
◆名詞の前に使えるのは「只有」で、用法は「只有+名詞」、主語としてのみ使えます。
◆只【zhǐ 】副詞:ただ・・・するだけ、ただ・・・しかしない
使い方は、「只+動詞」です。 そして「只」の後ろは「動詞」しか使えませんので、形としては「只+動詞」これのみです! |
例文:
・我去逛服装店,店员热情地问我需要什么,我可以说:我只看看。
Wǒ qù guàng fúzhuāng diàn, diànyuán rèqíng de wèn wǒ xūyào shénme, wǒ kěyǐ shuō: Wǒ zhǐ kàn kàn
(洋服店に行くと、店員さんが熱心に何が欲しいか聞いてきますが、私は「見てるだけです」と言います。)
・我只看了一次韩国的电影。
韓国映画を一回だけ見てみました。
◆~ポイント:何をしたいだけなのかが・・ややこしい!~
我现在只想吃一个饺子。 Wǒ xiànzài zhǐ xiǎng chī yīgè jiǎozi (私は今、餃子1個を食べたいだけです。)
只+想:~したいだけ これは「餃子1個だけ食べたい。2個も3個もいらない」という意味では、ありません。 餃子1個を「食べたいだけ」という意味です。
例えば「食べたいだけで、買うつもりはない」とか「食べたいだけで、飲み物は要らない」とか 「想(~したい)」という動作に対して、「只(~だけ)」と動作の及ぶ範囲を制限して 強調しています。 |
◆「只有」の使い方:(主語として)「~だけ」「~のみ」
「只有」の用法は「只有+名詞」の形となり、「主語」としてのみ使われます。 ここがポイントなんですが、「只有」+名詞は、目的語にはなりません。 ◎只有你一个人知道这件事。 あなた1人だけ、このことを知っています。
下記は間違いです。 ×我吃只有蔬菜。我一般不吃肉。 ×私は野菜だけ食べます。通常肉は食べません。 このように目的語としては、使えません。 ↓↓↓ 「私は野菜だけ食べます」と言いたい時は、 ◎我只吃蔬菜。 このように「只+動詞」の用法を使います。。 |