英語
【単語】prepare, prepare for, be prepared の違い
こんにちは！
今日は、英会話の先生との会話中で、
“I prepared for today’s lesson”と言った時に、”prepare”の使い方についてご教示いただいたので、まとめさせていただきます。
まず、”prepare（準備をする）”という単語ですが、”prepare for”と、前置詞のforとセットで覚えている人、いませんか？
実は、prepare は自動詞と他動詞があります。
それぞれの基本的な意味は、
| ◆自動詞（S + prepare）： ~に向けて準備する
※「何の準備か」を伝える時、”for the trip” “for the exam”などのように、接続詞forを用います。
◆他動詞（S + prepare +※必ず目的語）： ~を準備する ※具体的なもの、例えば・・・旅行のためにカバンを用意した、試験のために鉛筆を準備した、など、具体的に準備する・準備したものを伝えます。
自動詞と他動詞の違いは、 自動詞prepare (for~)：「（結婚や試験、会議などの）イベント」、 他動詞prepare ＋目的語：「具体的なもの」 に対して使います。 |
そして、
・prepare for~
・prepare＋目的語＋for~
・be prepared
この３つのパターンがありますので、例文をご参考にイメージしてくださいね。
【会議】
◎ I prepare for the meeting.
【解説】
自動詞です。「会議のために準備する」という意味で、例えば、部屋を手配するとか、コピーを用意するとか、会議を行うために、何かを準備するというニュアンスです。
◎ I prepare documents for the meeting.
【解説】
他動詞です。「会議のために、資料を準備する」という意味で、自動詞と比べると、具体的に何を準備するか述べていますね。
◎ I’m prepared.
【解説】
自動詞ですが受動態バージョンです。これは、「 I’m ready」と同じ意味で、「会議に参加する準備が出来ている」、”I’m ready to attend the meeting”と同じ意味です。
【結婚】
◎ I’ll prepare for getting married.
【解説】
自動詞で、「結婚（というイベント）に向けて準備する」という意味です。例えば、結婚を決めたお相手がいるので両親に紹介するとか・・・結婚をするために何かを準備するというニュアンスです。
◎ I’ll prepare some documents for getting married.
【解説】
他動詞で、「結婚するために、書類を準備する」という意味です。役所から婚姻届けを貰ってくるなどが想像できそうですね。結婚するために具体的に何を準備するかというと、「書類を準備する」ということですね。
◎ I’m prepared for getting married.
【解説】
自動詞で、“I’m ready”と同じ意味ですから、「結婚する準備が出来ている」ということです。もう少し詳細を言うなら、例えば、精神的に心の準備ができたとか、マンションを購入するなど物理的に準備できたとか、安定した仕事につけたので経済的に準備が出来たなど加えると文章が成立し、聞き手は分かりやすいですね。
ご参考までに、もう少し例文です。
1. As he already has his own house and enough salary, he is prepared to find someone who has marriage in mind.
彼は家も十分なお金も既に持っているので、結婚を前提にお付き合いできる人を探す準備ができた。
2. Although she is ready for marriage mentally and physically, she hasn’t found her Mr. Right yet.
彼女は精神的にも物理的にも結婚する準備が出来たけれど、運命の人はまだ見つかっていない。
3. Regardless of how much I prepared for the exam, like studied hard and kept my body healthy, I‘m not prepared mentally yet.
試験に向けた準備を十分したにも関わらず、一生懸命勉強したり体調を整えたりですが、まだ精神的には準備が出来ていません。